轟千尋先生ピアノセミナー『こどもがピアノの練習につまづいたとき パパ・ママにできること』をオンラインで聴講しました。

こどもがピアノを習っているので”保護者”の立場と”ピアノ講師”の立場、両方の視点でお話を聞いていました。
お話を聞いて思ったポイントは2つ。

まず、『5秒ルール』

人は5秒あると”やらない言い訳を作る”そうです。では、言い訳が生まれる前にやってしまう環境を作ろうということでした。

轟先生は、家にある鍵盤楽器の蓋を子どもたちがすぐに弾けるようにいつも開けているそうです。
グランドピアノ、アップライトピアノ、電子ピアノ、おもちゃのピアノ…。
ふらりと10分、それを一日に4回くらいでも毎日続くと、大きな力になりますね。

我が家は、読書が同じような方法でした。
お手洗い、寝室、リビング…家のあらゆるところに本が置いてあって、すっかり本好きになりました(笑)。

2つ目は、『アクティブラーニング』です。

教室のイベントでは、駅ピアノdeありのまま会、コンサート遠足や発表会をやります。
なぜやっているのかといえば、『アクティブラーニング』のためなんですよね。

コンサートにも出かけず、家で音楽を聴くこともなく、家の練習と教室のレッスンだけで「ピアノを楽しく」を実現するのは実際難しいと思います。
さらに、家とレッスン室だけのその狭い世界で「練習する・しない」を巡り親子喧嘩なんて、ピアノ嫌いを生み出すだけですよね。

コンサートに出かける、教室内外のイベントに参加する、きょうだいやお友だちに教えるなど、おうち練習とレッスン以外でいかに見聞きし体験しアウトプットするかが「ピアノを楽しく」の鍵だと思います。
おうちでも楽しそうに練習をしている生徒さんはみなさん、アクティブラーニングができています。