10/1(日)ミューザ川崎シンフォニーホールで開催されたアンドラーシュ・シフ ピアノ・リサイタル 2023に行きました。

コンサートが近くなり、改めてプログラムを確認しようとしたら…

当日まで何を弾くのか、わかりませんでした(笑)。これは新しい形。
若い男性の通訳が終始ステージにおり、シフのMC(英語)を訳していました。
ステージ上に椅子がありますよね。

1曲目から大好きな曲(今年の発表会の講師演奏で弾いた曲)が始まり、思わず隣の友人と目を見合わせました。ラッキー♬
その後もバッハの音楽を軸として、そこから派生してモーツァルト、ブラームス、シューマン、メンデルスゾーン、ベートーヴェンと続きました。

中でも印象的だったお話は「メンデルスゾーンの才能は、低く評価されすぎだ」というもの。メンデルスゾーンの「厳格な変奏曲 ニ短調 op.54」はバッハのシャコンヌ(無伴奏ヴァイオリンパルティータ第2番より)のテーマを基にした曲で素晴らしい才能だとのことでした。シャコンヌのテーマをピアノで弾いてみせて「これはヴァイオリンの曲だからピアノで弾いてはダメだよ」とおちゃめな顔でおっしゃっていました。

エピソードの一つ一つが作曲家へのリスペクトに溢れていて、その後に続く演奏をより引き立てていました。最高なコンサートでした。

※カーテンコールの間だけ、写真撮影が可能でした。

当日のプログラムは、その日のうちにカジモトのホームページに掲載されていました。

10/1(日)のプログラム

来週も室内楽のコンサートに行きます。
芸術の秋ですね!