この週末は、子どもの成人式の前撮りでした。
親になって20年。
「私、親らしいことって、何かできたのかな」と、ふと立ち止まりました。

子どもにはもともと“自分で考え動く力”があると信じていました。
小学生までは勉強やピアノの習慣づけに関わりながら、
中学以降は、できるだけ口を出さず、見守る時間を増やしてきました。

でも、見守るって本当に難しい。
言葉を飲み込む勇気、信じて待つ忍耐が必要で、
時には「本当にこれでいいのかな」と不安になることもありました。

それでも今振り返ると、
子どもはちゃんと、自分のテンポで成長していたんです。

ピアノのレッスンでも同じだなと思います。
“教える”だけでなく、
その子が自分のリズムを見つけるまで待てるかどうか。

信じて、待って、見守る。
その先に、育つ力があるのかもしれません。