🎹 ピアノの置き場所はどこがいい?湿度・防音・日当たりのポイント
ピアノを購入したり置く場所を考えたりするときに、
「どこに置けばいいのかな?」と迷われる方は多いと思います。
実は、ピアノの置き場所はとても大切。
置く環境によっては、楽器の寿命を縮めてしまったり、練習しづらくなってしまったりすることもあるのです。
今日は、ピアノを置くときに気をつけたい 3つのポイント をご紹介します。
1. 湿度に注意しましょう
アコースティックピアノ(生ピアノ)は木や金属でできているため、湿度の影響を大きく受けます。
湿気が多いと → 弦や木が膨張し、音が狂いやすくなる
乾燥しすぎると → 木にヒビが入ったり、タッチが変わってしまう
理想の湿度は 40〜60% と言われています。
加湿器・除湿機をうまく使ったり、ピアノ専用の乾燥剤を入れてあげると安心です。
2. 防音を考えると練習がしやすい
マンションや住宅地では「音が響きすぎないかな?」と気になる方も多いですよね。
ピアノは壁にぴったりつけず、少し離すと音が響きにくくなります
防音マットやカーペットを下に敷くだけでも効果的
ご家庭の環境に合わせて、無理のない防音対策を考えてみましょう。
3. 日当たりの強い場所は避けましょう
直射日光が当たる場所は、ピアノには大敵です。
塗装の色あせやひび割れの原因に
温度の急激な変化で、音が狂いやすくなる
できれば窓際は避け、部屋の中央や壁際に置くのがおすすめです。
どうしても窓際しか置けない場合は、カーテンやブラインドで日差しを調整してあげましょう。
当教室では、壁、天井、床に防音シートを設置し、直射日光が当たらないように、
窓のシャッターは閉め、一年中エアコンを運転し(直接風が当たらないように)、
一年を通して温度と湿度が一定になるように管理しています。
まとめ
ピアノの置き場所を考えるときは、
●湿度
●防音
●日当たり
この3つに気をつけるだけで、楽器を長持ちさせ、毎日の練習も快適になります。
生徒さんを見ていて、幼児~小学生は保護者が見守りやすいリビングが良いですが、
中学生以上は練習の様子を家族に恥ずかしがって見られたくないという方もいます。
お子様の成長に合わせて、ピアノの置き場も検討してみてくださいね。
ピアノは、お子さんと一緒に育っていく大切なパートナー。
ご家庭の環境に合った置き場所を工夫して、安心して練習できる環境を整えてあげてくださいね。