譜読みは「ドレミ」じゃなくて「ドミソ」で!線と間で速くなる音符の読み方
ピアノを始めたばかりの生徒さんや、練習をサポートするお家の方の中には、「楽譜を読むのが苦手…」という方も多いのではないでしょうか?
「ドレミファソラシド…」と順番に数えるように音を探すと、どうしても時間がかかってしまいます。
でも実は、音符には「線」と「間」の2種類しかないというシンプルなルールを知るだけで、譜読みはずっと楽になります!
<音符は「線」と「間」の2種類しかない>
五線譜はその名の通り、5本の線でできています。
音符は、この5本の線の上に乗っているか、線と線の間にあるかのどちらか。
つまり、音符はたった2種類しかないのです。


<線と間の音は「一つ飛ばし」>
同じ種類の音符を積み重ねていくと、「一つ飛ばし」の音になることがわかります。


線にある音符を積み重ねると
ド → ミ → ソ → シ → レ
※ト音記号のドから読んでみましょう。
間にある音符を積み重ねると
レ → ファ → ラ → ド
※ト音記号のレから読んでみましょう。
「ドレミ…」と順番に数えるより、「ドミソ…」「レファラ…」と一つ飛ばしで読んだ方がスラスラ読めるのです。
上や下に加線が加わっても、一つ飛ばしで読みます。
<「ドミソ」読みで譜読みが速くなる!>
音符を見たら、まず「線かな?間かな?」を確認しましょう。
そして、
線の音は「ド・ミ・ソ・シ・レ」
間の音は「レ・ファ・ラ・ド」
とグループで覚えると、譜読みがぐっとスピードアップします。
楽譜を一音ずつ数えるのではなく、ブロックごとにパッと認識するイメージです。
最初は意識して読んでみて、慣れてくると自然に目が音の場所を捉えられるようになります。
<ピアノ初心者が楽譜を読むコツまとめ>
●音符は「線」と「間」の2種類だけ
●同じ種類の音は一つ飛ばしで積み重なる
●「ドレミ…」より「ドミソ…」「レファラ…」読みで速くなる!
譜読みのコツを知ると、楽譜がパズルのように楽しくなります。
お家でもぜひ、「線?間?」と一緒に声をかけながら練習してみてくださいね。