ピアノの上達に欠かせないのが自宅での練習です。
でも、「練習しなさい!」と言ってもなかなか続かない…という声をよく聞きます。
毎日コツコツ練習できるようになると、ぐんと成長が見えるのに、続けるのは簡単なことではありませんよね。
この記事では、保護者の方が無理なくお子さんの練習習慣をサポートできるコツをご紹介します。
<自宅練習が続かない理由を知ろう>
まず知っておきたいのは、「やる気がない」のではなく、やり方がわからない・練習のハードルが高いというケースが多いということです。
「1日30分練習しなさい!」と言われると、大人でも気が重くなりますよね。
お子さんのやる気を引き出すには、小さな成功体験を積み重ねる仕組みを作ることが大切です。
<1日5分から始めよう!練習のハードルを下げる>
最初から長時間の練習を目指す必要はありません。
1日5分だけでも毎日続けることを意識してみましょう。
「ピアノに座るだけ」「好きな曲を1回だけ弾く」など、まずは始めることに集中すると、練習が日常の一部になっていきます。
<練習は「時間」ではなく「回数」で考える>
お子さんには、「時間」ではなく「回数」を目標にするほうがわかりやすいです。
「この曲を3回弾こう」
「右手を2回、左手を2回ずつ弾こう」
など、達成感を感じやすい仕組みを作るのがおすすめです。
<練習を楽しくするアイデア>
●自宅練習を楽しくするために、ゲーム感覚を取り入れてみましょう。
●練習したらシールを貼る「スタンプカード」
●練習した日を塗る「カレンダー」
●タイマーを使って5分間チャレンジ
また、レッスンで出された課題曲だけでなく、お子さんが弾きたい曲を混ぜるとモチベーションが上がります。
<親子で作る練習習慣と声かけの工夫>
保護者の方の関わり方も大切です。
●「やりなさい!」ではなく「一緒にやってみよう」という姿勢で
●弾けたところをしっかり褒める
●練習の時間を毎日同じタイミングに固定する(食後・お風呂前など)
お子さんにとって「練習は当たり前」という雰囲気ができると、習慣は自然に定着します。
習慣化はゆっくりでOK
練習の習慣は一朝一夕では身につきません。
まずは1日5分を2〜3か月続けてみることから始めましょう。
「今日も練習できた!」という経験の積み重ねが、自信と音楽の力につながります。
<自宅練習が習慣化のコツまとめ>
●練習は「短時間・毎日」が習慣化のコツ
●回数で目標を立てると達成感を得やすい
●ゲーム感覚や見える化で楽しく
●練習時間を固定し、親子で一緒に取り組む
練習の習慣化ができたら、譜読みも速くなります。
ピアノの練習は、子どもにとって「楽しい!」と感じることが一番大切です。
保護者の方の工夫で、お子さんの音楽ライフがぐっと豊かになりますよ。