2022年7月25日(月)君津市民文化ホール(中ホール)にて、第13回発表会を開催しました。
2021年は10名ずつ3部に分かれての完全入れ替え制、2020年はホールでの発表会は断念しオンライン開催でしたので、久しぶりの全員集合の発表会です。一人もお休みなく、元気に参加してくださり嬉しかったです。
今回、当教室ではソロ演奏の他、初めて2台ピアノに挑戦しました。2台のリハーサルはホール開催で万全と思いましたが、正直に申しますと、生徒それぞれの練習頻度や時間、優先順位が違う中で合わせをしたり、一つの作品を一緒に作り上げる気持ちを盛り上げることが難しかったです(>_<)でも、またチャレンジできるといいなと思います。
以下、今回の発表会の備忘録です。
まず選曲。
発表会の選曲はお申込をされた方から開始します。仕上がりが本番ギリギリになる方は、発表会のお申込も締め切りギリギリか、締め切り後にお申込みなり、その分選曲が遅れます。理想は、本番1か月前には曲の終わりまで譜読みを終わり、残りの1か月を暗譜や仕上げに使う計画。発表会の日にやっと最後まで弾けたという状態では、ステージ上で練習風景を見ていただく演奏になってしまいます。憧れの曲を弾くには、のんびりさんほど早めの決断が大事。
音楽はコミュニケーション。
2台ピアノの曲を完成させるにあたり、「はじめまして」の生徒同士が違う曜日のレッスンに合わせに来る必要がありました。生徒同士で学校のことを話したり、曲を「もっとこうしよう」と生徒自身が話し合うペア、保護者同士も挨拶をしたり対話を重ねたペアは音楽もどんどん良くなっていったように思います。また、「はじめまして」ではない姉妹、姉弟、親子でのペアもありました。私も子どもと2台で演奏しました。言葉で会話するよりも、視線と音色で会話することで、より相手を尊敬したり、好きになれたりするような気がしました。何でしょうね、同志のような深い関係になれたような…何とも言えない幸せな時間が流れていました。一方、常に自分の都合を優先させたり、2台ピアノなのに相談なく途中で諦めようとすることは「私、ペアの相手もピアノも大事に思っていませんから」というアピールになりますのでご注意を。周りが応援したくなるような人でいるために、まずは挨拶からしましょと思いました。音楽はコミュニケーション。将来、外国に行って「Hello,Let’s play the piano together!」と言えば仲良くなれるかも。
最後に優先順位です。
小学校高学年から中学生は塾に行ったり、他の習い事や部活もあり忙しそうです。時間がなくても短い時間で曲が仕上げられるようになるには、毎日の優先順位の付け方が重要です。「楽しいからやる」「楽しくないからやらない」という視点だけでなく、「重要だからやる」「重要でないからやらない」という視点も持ってみることをお勧めします。この機会に、時間の使い方を改めて整理してみてはいかがでしょうか。
優先順位は4つに分けて考えますというお話はまた次回書きますね。
記念品は教室のロゴ入りクッキー。結構おいしかったです。
生徒さんからの差し入れありがとうございました。
ベートーヴェンのお母様のご実家のワイン醸造所だそうです。
日々変化する生花のリース。儚く美しいです。