7月の発表会の選曲が始まっています。
冬のおさらい会は、自分の「好き」を発表する会。
一方、夏の発表会は、新たな「好き」を増やす会の位置付けでやっています。
ピティナにこんな記事がありました。
「イヤイヤ練習」と「楽しく練習」とでは、上達に差があるの?
最近、自分が好きなものに対してだけは頑張れるけれど、興味がないもの、すぐにできないものは避けたがる子が増えているなと感じます。
(いきなりサビの曲/イントロのごく短い曲が増えた、ショート動画が人気、ということと関係があるような気がしています)
「扁桃体」の「好き・嫌い」のレッテルが、小さな頃からはっきりしているイメージです。
「快」や「好き」といったプラスの感情により「ドーパミン」を分泌するチャンスを増やすには、出会う曲の絶対数を増やすことが、脳を刺激され活性化するためには必要だと思います。
発表会の選曲をしていて感じるのは、「知っている曲=良い曲」と思う生徒さんや保護者の方がかなり多いということです。
知っている曲を弾きたいと思うのは悪いことではありませんが、知っている曲以外はやりたくないと思うのは少しもったいないなと思います。
ピティナの記事にも
“知的好奇心を持っている方が、記憶力が高まる”
とあるように、
「知らない曲でもやってみよう!」と思うことが、脳の刺激になり活性化するのではないでしょうか。
記事の中にも”音楽に対しても「好き・嫌い」のレッテルが貼られてしまう前に、小さいうちから様々なジャンルの音楽に親しませておき、「好き」を増やしておくというのも家庭でもできることの一つ”とありました。
未知の曲でも素敵な曲があるかもしれないと思うことで世界が広がると思いますよ。
発表会は「好き」を増やす機会。
お友達の演奏を聴くことも、「好き」が増える機会になりますね。